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Seminar

オンライン&集合研修

集合/オンラインAI活用のための言語化力強化研修

概要

生成AIの導入後に「使える人」と「使えない人」に分かれる最大の原因は、ツールの知識差ではなく、指示(プロンプト)の記述精度の差です。本研修は操作方法やツールの機能を扱わず、AIに渡す日本語そのものを設計する力に全時間を投下します。職種を問わない共通素材と、受講者ご自身の実務課題の2本立てで演習を行い、修了時には実務でそのまま使える指示文を持ち帰っていただきます。1日版(実働6時間)と3時間版をご用意しています。

当コースのおすすめポイント

・「AIは行間を読まない」ではなく「行間を勝手に埋める」ところから始める
  読まないだけなら質問が返ってきます。実際のAIは省略された前提を自分で推測して補い、それらしい成果物を返すため、前提の欠落は成果物を見るまで発覚しません。この構造を最初に共有します

・講義は2割。残り8割は手を動かし、書いたものを他人に読ませる
  なかでも第6部の伝言ゲームが最も効果の高いパートです。自分の指示文を背景を知らない他の受講者に渡して成果物を作らせると、自分が何を省略していたかが本人に見えます

・冒頭と終盤にまったく同じ課題を実施し、5観点で前後比較する
  読者・立場の明示/前提・素材の明示/動作の限定/成果物の定義/完成条件と禁止事項の5観点×4段階で採点します。研修報告書にはクラス平均の前後比較と観点別の伸びをお付けします

・エージェント型AIに任せるための「作業指示書を書く力」を扱う
  チャット型はずれても数十秒で気づけますが、エージェント型は数十分から数時間走り切ってから報告します。完了条件・禁止事項・中断条件を先に書き切る訓練を行います

・特定ツールの操作手順やプロンプト集を扱わないので、内容が古くなりにくい
  モデルが賢くなるほど曖昧な指示でもそれなりの出力は返りますが、「それなりの出力」と「意図した出力」の差は指示の記述精度でしか埋まりません。身につく力は人への依頼・発注にもそのまま転用できます

                 
対象者 ・生成AIを触ったことはあるが、成果が出ている実感がない方
・事務・企画・営業・管理・情報システムなど、職種が混在する全社研修
・AIの出力に「なんか違う」と感じたときに、どう直せばよいか分からない方
・エージェント型AIに作業を任せたいが、指示の書き方に不安がある方
・文章力研修は実施したが、AIへの指示の質が上がらなかった企業のご担当者
前提知識 ・特にありません。職種・技術的な予備知識は問いません
・生成AIサービス(チャット型1種)にログインできるPCをご用意ください
・文法・修辞・語彙は教えません。チェックリストで機械的に埋められる型に落としています
・演習素材はすべてダミーデータです。実務データの持ち込み・入力は不要です
受講後目標スキルレベル ・実務で使う指示文を、5要素の型(だれ/なに/どう/どこまで/どうなれば)で自力で書ける
・「まとめて」「わかりやすく」「いい感じに」のような幅のある言葉を、動詞と数値に置き換えられる
・出力を見て「どこが・どう違い・どうあるべきか」を言語化し、次の指示に変換できる
・エージェント型AIに、完了条件と禁止事項を明記した作業指示書を書ける
・実務でそのまま使える指示文を3本、台帳の形で持っている
カリキュラム【1日版】実働6時間(休憩20分を含む360分)
 導入 なぜ指示の書き方が成果を決めるのか/前測定(同一課題)(20分)
 第1部 体感 — 同じ素材を、雑な指示と型の指示で比べる(30分)
 第2部 言語化の3層モデル — 明示・限定・基準(25分)
 第3部 動詞テスト — 「まとめて」の正体を突き止める(35分)
 第4部 曖昧文の解剖 — 実在する依頼文を分解し、書き換える(30分)
 第5部 指示の5要素で、自分の実務課題を組み立てる(35分)
 第6部 伝言ゲーム — 自分の指示文を他人に渡すと何が起きるか(30分)
 第7部 添削の言語化 — 「なんか違う」を5分類に分解する(40分)
 第8部 エージェント型AIへの指示 — 作業指示書を書く(35分)
 第9部 逆質問プロンプトで自分の言語化を診断させる/台帳仕上げ(30分)
 まとめ 後測定(前測定と同一課題)+自己採点+30日定着プラン(30分)

【3時間版】実働180分
 導入 AIは行間を勝手に埋める/講師実演(雑な指示と型の指示)(15分)
 前測定 素材Aへの指示文を書く(8分)
 第1部 言語化の3層モデル(曖昧文1本の解剖を実演)(15分)
 第2部 動詞テスト — 「まとめて」の正体(18分)
 第3部 伝言ゲーム — 朝の答案を他人に渡す(25分)
 第4部 指示の5要素 — 空いた穴に名前を付ける(12分)
 第5部 自分の実務課題を5要素で書く(25分)
 第6部 添削の5分類 — 「なんか違う」を分解する(20分)
 第7部 エージェント型AIへの指示 — 暴走テスト(20分)
 締め 朝の答案に赤を入れる/30日プラン(12分)
※ 3時間版は1日版の短縮版ではなく、到達目標を一段下げた別のコースです。
  1日版の出口は「書ける」(型を使って自力で指示文を設計できる)、3時間版の出口は「気づいて、型を持ち帰る」(省略癖を自覚し、型とシートを手にしている)です。
  3時間版では、エージェント型AIへの指示は「穴のある指示書を読んで穴を見つける」までとし、持ち帰る指示文は1本になります。効果測定も朝の答案への赤入れにとどまるため、厳密な前後比較は行いません。
  まず全社で意識を揃えたい場合は3時間版、実務で書けるところまで持っていきたい場合や研修報告書に効果を載せたい場合は1日版をおすすめします。
受講期間1日間(実働6時間)/短縮版 3時間 ※いずれかをお選びいただけます
日時 開催日程はお問い合わせください。貴社での出張研修にも対応しています。
実施会場 集合(貴社会場または当社指定会場。1クラス12〜20名、ペア・4名グループで動ける島型配置)/オンライン(Zoom等) ※ご要望に応じて対応可
受講料金(税込) お問い合わせください(受講人数・実施形式により個別にお見積もりします)
お問い合わせ 法人様など多人数でのご受講をご検討の場合のお見積り、 サービス内容のカスタマイズのご相談、開催予定のお問い合わせなどは、お問い合わせフォームよりお気軽にお申し付けください。

「AI活用のための言語化力強化研修」に関するお問い合わせ

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講師メッセージ

中越 智哉

中越 智哉 (なかごし ともや)

株式会社ナレッジエックス 代表取締役
IT教育コンサルタント

「AIに聞いてもたいした答えが返ってこない」という声をよく伺います。その多くは、AIの性能ではなく、渡している日本語の問題です。
人に「あの件、いい感じにまとめといて」と頼めば「どの件ですか」と聞き返されます。ところがAIは聞き返しません。省略された前提を勝手に補い、それらしい成果物を返してきます。だから、ずれていることに気づくのが遅れるのです。
この研修では、文章を上手にする訓練はしません。逆に、幅のある言葉を狭めて解釈の余地を削る訓練をします。地味な作業ですが、ここが変わると出力は目に見えて変わります。そして身についた力は、外注先への発注書にも、部下への作業依頼にもそのまま使えます。AIを相手にした練習は、フィードバックが即座に返るぶん、言語化の訓練場としては人間相手より効率が良いのです。

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