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Seminar

集合研修

集合システム開発入門研修(ITエンジニア新人向け)

概要

システム開発の工程・用語・成果物を、1日で体系的に学ぶ研修です。特徴は発注者視点を随所に取り入れていること。「発注者はこう考えている」という声を通じて、開発者としてどう振る舞うべきかを考えます。ウォーターフォールとアジャイルの違いも概略で扱い、自分の作業が全体のどこに当たるかを理解します。演習は個人ワーク中心の構成で、受講者が30名以上でも進行できます。

当コースのおすすめポイント

・発注者視点で「なぜそう求められるのか」から理解する
  RFPや要件定義書が曖昧なまま届く事情も紹介し、開発者が確認すべきことを具体的に扱います

・要件⇔設計⇔テストのつながりをV字モデルで通す
  各工程を個別に覚えるのではなく、どの設計をどのテストで確かめるのかを一本の線でつなぎます

・演習4本で「読む・指摘する・洗い出す」を体験する
  工程の並べ替え、RFPの読み解き、設計書レビュー、テスト観点の洗い出しを、実際に手を動かして行います

・ウォーターフォールとアジャイルを、優劣ではなく前提の違いで捉える
  配属先の案件がどちらで進んでいるかを判別でき、用語の意味がわかるようになります

                 
対象者 ・これからシステム開発の現場に配属されるITエンジニアの新人
・プログラミング研修は終えたが、開発の全体像や工程の流れがつかめていない方
・要件定義書や設計書を渡されたときに、何をどう読めばよいか分からない方
・新人研修のカリキュラムを検討している研修担当者・管理職の方
前提知識 ・特にありません。実務未経験の方を想定しています
・プログラミング研修を修了した直後の方に最適です(言語は問いません)
・GitやSQLの操作経験は不要です(操作演習ではなく考え方を扱います)
受講後目標スキルレベル ・システム開発の全体像と用語を整理し、自分の作業の位置づけを説明できる
・工程名と成果物名を対応づけて言える
・ウォーターフォールとアジャイルの違いを説明でき、案件の進め方の前提がわかる
・要件定義書や設計書の目次を見て、どこに何が書かれているか説明できる
・仕様の曖昧さに気づき、発注者への確認質問の形にできる
・レビューで何を見るかがわかり、指摘を「事実・影響・提案」の形で書ける
・機能仕様から正常系・異常系・境界値のテスト観点を洗い出せる
・自分の担当テストが何を保証しているか言える
カリキュラムオリエンテーション
  研修のねらいと1日の流れ、受講者の現在地の確認

1. システム開発の全体像
  登場人物と役割分担(発注者/ベンダー、PM・SE・PG・テスター)
  企画から運用保守までの工程の流れ、V字モデル、工程ごとの主な成果物

2. 開発の進め方 ― ウォーターフォールとアジャイル
  両者の考え方の違い、用語の対応(バックログ、スプリント、レトロスペクティブ)
  向き・不向きと受託開発での実情

3.【演習①】開発工程 並べ替えワーク
  工程・成果物・担当者を対応づける(個人ワーク/30分)

4. 要件定義フェーズ
  RFP・提案書・見積り・契約の位置づけ(契約面は概略のみ)
  要件定義書の構成(業務要件/機能要件/非機能要件)
  非機能要件を落とすと何が起きるか、開発者が確認すべきこと

5.【演習②】RFP・要件定義書 読み解きワーク
  曖昧な記述・抜けている記述を指摘し、発注者への確認質問を3つ作る(45分)

6. 設計フェーズ
  基本設計と詳細設計の違い(誰のための文書か)
  主な成果物(画面設計書、帳票、ER図・テーブル定義、IF仕様書)
  設計書の読み方(項目定義、入力チェック、異常系)

7.【演習③】設計書レビュー体験
  不備を含む画面設計書に対して、指摘票の形式で指摘を書く(30分)

8. 開発フェーズ
  ソースコード管理(Gitの基本概念、ブランチ、プルリクエスト)
  コーディング規約とその目的、コードレビューの作法(出し方・受け方)
  単体テストとデバッグの位置づけ

9. テストフェーズ
  テストの種類(単体/結合/システム/受入)と目的の違い
  テスト仕様書とテストケースの書き方、不具合票(再現手順、優先度)
  品質の考え方(どこで止めるか)

10.【演習④】テスト観点の洗い出し
  機能仕様からテスト観点を列挙し、正常系・異常系・境界値に分類する(25分)

11. リリースと運用保守(概略)
  本番移行の流れ(リリース判定、移行作業、切り戻し)
  運用保守の仕事(問合せ、障害対応、改修)

まとめと質疑応答
  1日の振り返り、明日から現場で意識する3つのこと

※ ウォーターフォールとアジャイルは「考え方の違い」を概略で扱います。スクラムのイベント運営や見積り手法など、個別手法の実践は本研修の範囲外です(貴社の主流手法に合わせて、講師が重み付けを調整します)。
受講期間1日間(7時間)
日時 開催日程はお問い合わせください。
実施会場 集合(貴社会場または当社指定会場) ※貴社での出張研修に対応しています
受講料金(税込) お問い合わせください(受講人数・実施形式により個別にお見積もりします)
お問い合わせ 法人様など多人数でのご受講をご検討の場合のお見積り、 サービス内容のカスタマイズのご相談、開催予定のお問い合わせなどは、お問い合わせフォームよりお気軽にお申し付けください。

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講師メッセージ

中越 智哉

中越 智哉 (なかごし ともや)

株式会社ナレッジエックス 代表取締役
IT教育コンサルタント

新人研修でプログラミングを学んだ直後は、「コードは書けるが、自分が何のどこを作っているのか分からない」という状態になりがちです。この研修は、その空白を埋めるために作りました。
工程名や成果物名を覚えることが目的ではありません。発注者が何を期待して費用を払い、なぜ曖昧な要件が現場に届くのか。そこを知ってはじめて、「この仕様は確認したほうがよい」と自分で気づけるようになります。演習では実際に曖昧な文書を読み、確認質問を作り、設計書に指摘を書いていただきます。配属初日から現場の会話に入っていける状態を、1日で作ることが目標です。

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