Zoomは今年に入ってかなりアップデートの頻度が上がっており、気が付くと新機能が増えている…ということがよくあります。 今回ご紹介するのは最新バージョンであるv5.3（米時間2020/9/21公開）となります。 まだアップデートが済んでいない方向けにバージョン確認の方法も併せてお伝えしていきます。　

今回のアップデートでは主にブレイクアウトルームの機能強化と事前のスケジューリングの際に細かな設定が出来るようになりました。 特にブレイクアウトルームの機能強化は研修で実際に使っていた私（＝メルマガ担当者）には感涙ものでした…ｗ ミーティングでよくブレイクアウトルームの設定などを行っている方は必見です！

インストール済みのZoomアプリを起動していただくと、ウィンドウが出るかと思います。 そこから右上のプロフィール画像をクリックするとメニューが出てきます。

画像の四角で囲んだ部分「アップデートを確認」するをクリックすると、現在のバージョン情報が確認でき、 アップデートが可能であれば更に「更新」ボタンが出てきます。 あとはボタンを押せば自動で更新処理が始まります。

これまでのブレイクアウトルームの管理はホスト（もしくは共同ホスト）が行っていました。というよりも一般の参加ユーザには特に権限などは無く、ホストが割り振ったルームへの出入りが出来るだけ、というものでした。 なのでホストはユーザ毎に割り振りを変えなければいけないので、ちょっとした手間ではありました。 ですが、今回のアップデートでは一般ユーザが自由に移動できるようになったのです！

ブレイクアウトルーム作成時に画像にある「参加者によるルーム選択を許可」を選択しておけば、後は参加者がルームを選択するだけです。 もちろんどの部屋に誰が行くのかを事前に伝えないと混乱は起きますが、むしろそれだけしっかりと伝達できていれば後の手間はありません。 本当に簡単になりました…。

次は社内でのプレゼンや研修にぴったりの機能のご紹介です。 今までも画面共有機能を使ってパワーポイントやpdfファイルをスライド資料として共有することは出来ていましたが、これが更にパワーアップしました！ スライド資料をバーチャル背景の様にして、自分と一緒に写すことが出来るようになりました。 ただしパワーポイント限定で、現状ベータ版ですが使いどころは多いかと思います。　

ミーティング中、画面下にある「画面を共有」ボタンをクリックすると上の画像のウィンドウが出てきます。 それから画面上部（赤丸で囲われた部分）の「詳細」をクリックすれば画像と同じメニューが表示されますので、左端の「バーチャル背景としてのPowerPoint」を選択すれば完了です！ 実際の画面表示はどのようになるかは以下の画像でご確認ください。

↑少々分かりにくいかもしれませんが、弊社公式キャラクター「智明 真詩」が吹き出しでしゃべっているのがパワーポイントのスライドです。下に移っているのが配信者（担当者の顔は編集時に加工しております）のカメラ映像です。

サンプルとして作ったパワーポイントのスライドを投影しつつ、右下辺りにはヴァーチャル背景と同様に人物だけくり抜かれた映像が映っています。 これだと研修やプレゼンにも臨場感が出て対面での行っているかのような雰囲気が出ます。実際に自分が資料を指さしたりすることで、スライドにリアルタイムな動きが生まれるのも面白いですね。 人物の位置はドラッグで移動したり、大きさを変えることも出来るので、資料の邪魔にならないようにその場で設定するのも簡単です。 もちろん、従来のスライド資料のみの画面共有も出来ますので、その場にあった方法を選んで活用してみてはいかがでしょうか。

バージョンv5になってからは特に一目で分かりやすい機能の変化や追加が増えたZoomですが、今後はどんな機能が増えるのか期待が膨らみます。 　今回はビジネスシーンには不向きということでピックアップしませんでしたが、顔に反応してバーチャルのサングラスや帽子を合わせてくれたりする機能（スマホアプリの「snow」ようなものですｗ）も追加されていました。 　プライベートのZoom飲みなどで使用したら、盛り上がれるかもしれませんｗ 　皆様の日々のZoomミーティングに少しでもお役に立てれば幸いです。 　最後までご覧いただきありがとうございました。